ホリデーに男旅で楽しみましょう!自転車で、在来線でひとり旅、古い友人との旅行♪

友人と自転車旅行で出会った方との交流、在来線でひとり旅を楽しんだり、中学時代の友人たちとの伊豆大島への旅など、男旅の楽しみ方をご紹介します。 部屋にこもってパソコン見ているより絶対楽しい!!

最近ホリデー日帰り旅行で楽しんできました。

4泊5日で、街中の喧騒を忘れ街中散策とゆったりと温泉に浸かるのを目的に、在来線のみ利用しながら一人旅に出かけました。主に寄った目的地は、栃木県宇都宮市・東京都上野・神奈川県箱根湯本温泉・群馬県水上温泉ですが、新潟県と山形県を経由して帰路に着きました。お得な切符「北海道&東日本パス」をメインに利用したので、新幹線には乗れませんでしたが、車窓からは雄大な日本海の絶景もバッチリと眺められ久しぶりに内容的にも充実した旅でもありました。また、生まれて初めて訪れた県や路線もあったので、新たな発見の連続でした。

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この旅では、訪れた場所が多かったので、箱根に寄った感想を書かせていただきます。その時は、梅雨とは思えないほど好天続きでうだるような暑さでしたが、小田原駅から乗り換えて箱根登山鉄道に乗り、箱根湯本駅に降り立った時は、観光地に来たのだと実感が湧きました。周りを見渡すと、外国人観光客が多く目につきました。それを見ていると、気分が高まってきて、とにかく絶景を中心にスマホで写真を撮りまくりました。

普段とはまた違う、非現実感が漂う世界の真っ只中にいるからです。現地に到着したのが午後3時頃でしたので、速攻でホテルに向かい、すぐに温泉に浸かりました。露天風呂に入っていると、小鳥のさえずり声やセミの鳴き声が聞こえ、地元では決して味わえない世界を満喫できました。ディナーでは、国産牛のステーキが出され、ジューシーな肉汁に舌鼓を打ちながら、外の風景を眺めるのは、正に祝福なひと時でした。

箱根のホテルに着いた時は、食事以外はとにかくお風呂にずっと入っていました。泉質は、美肌効果にも良いとされるアルカリ性の単純泉で、まろやかな湯触りはお風呂好きにとっては、とても楽しく時間が過ぎるのを忘れてしまいます。しかも、宿泊したのが平日だったので、お風呂はまるで貸し切り風呂のような状態でした。そして、仕事で嫌なことがあっても、周りからは小川のせせらぎや聞こえるので、ホッとした気分にさせられ頭の中が空っぽになるのです。

俗に言うバカンスですね。お風呂に入っているだけでも、疲れやストレスが解消できるので、それだけでも楽しい気分にさせられます。その後は、夕食を食べましたが、普段の食卓ではあまり食べられない料理も出され、お酒を飲みながらホテルライフを過ごすのは、とても最高でした。

普段の夕食なら、20〜30分程度で全て食べてしまうのに、その時はじっくりと2時間以上の時間を掛けるほどで、とても充実したひと時を過ごせました。夕食後も、再び風呂に行き、寝るまでずっとお風呂に入り続け、とにかく温泉三昧でした。

群馬県の水上温泉に立ち寄った時は、事前に下調べを十分にしてなかったため、日帰り温泉施設を探すのにかなりの時間を消費し、詰めの甘さが出たのが今回の旅の主な反省点です。

水上駅を降り立ち目的地へ移動しましたが、案内板なども少なく土地勘もないせいか、その施設とは逆方向に進んでしまい道に迷ったので、結果的にはタクシーを拾って移動しました。
お風呂に入れたので、結果的には良かったですが、初めて訪れる観光地は、引っ越しでアパートを探す時と同じように、下調べや計画の大切さを改めて実感させられました。また、お昼近くに食べたお蕎麦が、山菜がふんだんに入っていて美味しかったので、夕方にもそばを食べようと計画していましたが、駅周辺にある商店は午後4時頃には既に店じまいし、それを堪能できなかったのが少し残念でした。

しかしながら、水上駅から電車に乗って新潟県方面に移動した時、その途中ではトンネル内に駅のホームがあったりと、秘密基地の中に入ったような感覚を体験できました。

普段から仲の良い中学校時代の友人5人で伊豆諸島の大島に行きました。調布駅からタクシーで15分ほどの場所にある調布飛行場に向かい、その後飛行機に乗って約25分で大島に着きました。

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目的としては、主に、海釣り、テニス、シュノーケリングなどのレジャーや、裏砂漠、地層などの観光です。夜は海の近くで花火を買って遊びました。レンタカーを借りて島の中の様々な場所を走り回って、たくさん遊んで、食べることができました。

みな仕事が忙しくて、計画を立てたのが出発の1週間前ほどだったため、宿泊施設の予約がなかなか取れずにいましたが、ようやく島の南のほうの民宿を取ることができました。そこでの食事は朝と夜をお願いしましたが、安定の美味しさでした。お刺身があまり出なかったのが残念でした。

ただ、海の近くの店では、刺身料理のお店がたくさんあり、伊豆諸島の郷土料理の「べっこう」をお寿司にした「べっこう寿司」というものを食べました。「べっこう」は、白身魚の切り身を唐辛子醤油に漬けたものです。他にも新鮮な海鮮料理が多くあり、どれもおいしく食べられました。

元町港から歩いてすぐの場所にある「かあちゃん」という店では、磯ラーメンを食べました。太い麺に鶏ガラのスープで、サザエやイカなどのたくさんの海産物が使ってあり、おすすめです。

また、海釣りが楽しかったです。一緒に行ったメンバーは、みんな釣り初心者でしたが、港の近くで釣り具一式をレンタルしました。(時間によってレンタルするのがとても大変です。)そして、みんなで釣りをしましたが、1日目は午後に始めましたが一人一匹ほどしか釣れず、残念でしたが、二日目は朝から始めると入れ食い状態でたくさんの魚を釣ることができました。食べられるかどうか不明だったので、全てリリースしました。

調理してくれるところをネットで探しましたが、発見できなかったので、本当は食べたかったのですが諦めました。それでも、初心者がたくさん釣ることができたのはとても楽しかったです。また、シュノーケリングでは、天候があまりよくなく、寒かったですが、多くの人が遊んでいました。

潜ると海の水は透き通っており、カラフルな魚もたくさんいて綺麗でした。テニスができる施設があり、ラケットなどもすべて格安でレンタルでき、コート貸し切り状態で遊ぶことができました。めちゃくちゃ暑かったですが、楽しめました。いい年齢の大人が笑ってはしゃいで楽しめて日頃のストレスが吹っ飛びました。

一番の失敗は、レンタカーを借りるのにものすごく苦労したことです。8月中旬に旅行に行ったのですが、事前に予約をせず、島に到着してから探し回ったのですが、どこも空きはなく、あったとしても延長の連絡が入ってしまうなどして1時間以上探し回りました。最終的に運よく見つけることができたので良かったですが、宿も南端のほうだったので、もしレンタカーを借りることができなかったとしたらバスを乗り継ぐ羽目になってしまうので、考えただけでも恐ろしいです。レンタカーの店の従業員の話によると、宿泊場所よりも先にレンタカーをおさえないとダメとのことです。8月に行くのであれば7月中には予約をしておく必要がありそうです。それでも遅いかもしれません。島内をあまり移動しないのであれば、レンタカーは必要ないかもしれませんが、基本的には必須になってくるかと思います。

感動したことは、何より近いことです。調布から飛行機で25分ほどの場所なのですが、沖縄に来たくらい遠くに行った気分になれます。海のきれいさと魚の豊富さ、釣りやシュノーケリングなどのアクティビティがたくさんあるので、飽きることがありません。また近いうちに同じメンバーで行こうと思っています。

海外に行きたいのはやまやまですが、見たいところ、行きたいところがいっぱい国内にあるので、定期的に1年に一度程度は国内旅行をしています。最近は日本の最北端、宗谷岬に行ってきました。なぜ、宗谷岬なのかというと、日本の一番北にある場所を見たかったという単純な動機であります。それも、今回は日常生活でだらけきっている自分自身に喝を入れる目的も兼ねて12月に行きました。

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札幌から朝7時30分過ぎに出発する特急宗谷が途中乗り換えをしないで、そのまま稚内まで行くことができるので、乗車しました。本来なら、稚内駅から宗谷岬に向かうバスが出発する待ち時間がちょっとあるので、ランチということで、ラーメンのおいしい店をあらかじめ調べておいたのですが、列車とエゾシカが接触したということで、稚内に到着する時間が遅れてしまいました。そのため、稚内駅は道の駅を兼ねていますので、駅のなかにあるお店でサンドイッチと原産地が稚内の濃厚な牛乳を頂きました。稚内牛乳は賞味期限が5日と早いため、現地でしか飲むことができない貴重な牛乳です。振ってから飲むほど濃厚ですが、サンドイッチと合っていてとても美味しかったです。たくさんの観光客が食べていたソフトクリームも人気商品で、甘いものはそれほど得意ではないのですが、甘味よりもコクが深く、一気に食べてしまうほど美味しかったです。

さて、バスに乗って宗谷岬にいきました。マイナス5度。とても風が強くびっくりしてしまいました。北国の厳冬の厳しさをじかに体験できました。旅行しで面白かったこととしては、厳冬の宗谷岬ですから、観光客はほどんどいないだろうと考えていたのですが、案外たくさん来ていたことに驚いてしまいました。

私が稚内駅から宗谷岬に向かうバスには地元のお年寄りと思われる人以外では私を含んで7人ほど乗車していたのですが、その中に東南アジア系と思われる家族連れが乗車していました。バスに乗り込む時から、実に寒そうな表情をしていたのは当たり前ですが、とても印象的でした。帰りの稚内駅に向かうバスが来るまで、時間が30分くらいあったので、家族連れのご主人さんと英語で会話しました。マレーシアのクアラルンプールから来たそうです。

私がどこから来たのと尋ねると彼はマレーシアと答えたので、マレーシアで覚えていた地名はクアラルンプールしかなかったので、彼が答えたあとでクアラルンプールと私が言うと彼がニコッとしてうなずいてくれました。家族4人で北海道を旅しているということでした。たどたどしい英語での会話でしたが、とても楽しかったです。「この寒さには耐えられる?」と質問すると苦笑いしながら「それも旅行の良い想い出になるよ」と言っていました。
稚内に向かう特急宗谷がエゾシカと衝突してしまい、稚内に到着するのが、遅れてしまい事前に調べていたうまいラーメン屋さんに行けなかったことはやっぱり残念でした。地元の方に聞くと、北海道の鉄道はエゾシカとぶつかる事故が多発して、遅れてしまうことがよくあるそうです。エゾシカと衝突してしまったと車掌さんがアナウンスした時は、どれくらい遅れるのだろうか、宗谷岬に行くバスが遅れてしまってはまずいなと困惑してしまいました。

さて、わざわざ厳しい冬の宗谷岬に行ってきたのは正解でした。何といっても、日本の最北端に自分が立ったのです。その時の俺は成し遂げた、という達成感はまさに感動ものでした。マイナス5度、しかも強風が荒れ狂う宗谷岬に立つことができたのです。そして、北の方角をじっと見つめるとサハリンと思われる島がうっすらと浮かんで見えてきたのです。あとわずかでロシアなのかと感じるととても感慨深いものを感じてしまい、心の中で言い知れぬ感動を味わうことができました。

旅先で綺麗な景色を見て、写真に収めることが好きで、まとまった休みが取れると車やバイクで日本各地に出かけています。その中でも北海道という場所が大好きで、過去に何度も足を運んできました。

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今年の夏、何度も行った北海道でまだ経験していなかった「野生動物を身近に感じる」ということをしたくて、知床へ行きました。今回は男1人でレンタカーを借りて新千歳空港から知床を目指すことに。動物を見るだけでなく、美味しいものも食べられたらいいなぁと一路道東へと車を走らせました。

知床に行くまでは帯広や摩周湖を経由しながらのドライブ。摩周湖で見た雲海は幻想的で、初めて見る光景に思わず時間を忘れてシャッターを切り続けました。摩周湖は第一展望台(駐車場代有料)にお土産屋さんや軽食もあり、ここで食べるトウモロコシがとても甘くて驚きました。生でまずかじることを勧められましたが、本当に甘くそのまま食べてしまいたくなるほどでした。あのトウモロコシを食べると他のものが食べられなくなるよ、と地元の方が笑って話してましたが本当に忘れられない味でした。

夏の北海道の美味しいものといえば時鮭も外せません。知床半島の付け根にある羅臼という町の道の駅で食べることができます。秋鮭とはまた違う、脂ののったホクホクの身は普通の鮭しか食べたことのない人にはぜひ食べていただきたい一品です。
今回の一番の目的地は羅臼町にある「鷲の宿」という民宿です。バードウォッチャーの間では世界的に有名な宿で、特別天然記念物のシマフクロウの観察ができます。宿に宿泊するか、観察のための料金を払うと、宿の前の川に魚を取りに来るシマフクロウを見ることができます。

何が凄いかというと、ここではほぼ100%シマフクロウに出会えるということです。アイヌの言葉でコタンコロカムイ(集落を護る神)と呼ばれるシマフクロウですが、年々生息数を減らし、今では広い北海道の限られた地域にのみ生息し、絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧TA類に指定されています。

そんなシマフクロウが、餌を獲りにやってきて、迫力のあるシーンを見せてくれます。羽を広げて飛ぶ姿、魚を獲る瞬間、ふとした瞬間にこちらを見る目…すべてがカムイ(神)と称されたことが納得できる美しさでした。世代交代をしてはいるようですが、いつ見られなくなるかわからなくなるこの美しい鳥を見られるこの場所は、あまり鳥に興味のない人にもおススメできる知床観光の穴場スポットです。

旅行中怖かったこと言えば、別の野生動物との出会いです。そう、日本最大の陸上生物であるヒグマと遭遇しました。知床半島は北海道内でも特にヒグマが多く住む地域で、出会うことも珍しくはないと言われています。しかし、幸か不幸か今まで北海道でヒグマに出会うことはありませんでした。

今年はクマの活動が活発になっているみたいだよ?という情報は聞いていましたが、今まで出会わなかった分あまり気にしていませんでした。羅臼に到着した日、時間があったので知床峠へと続く道を車で走っていると、カーブを曲がったところで突然黒い大きな物体が現れました。ヒグマです。幸いこちらは車の中ですので襲われるという心配はありませんが、想像していたよりも大きいクマがゆっくりと歩いて道路を渡りながらこちらを見ていました。

クマの息遣いが聞こえてくるような距離感に、思わずクマと会ってしまった視線を逸らすことができませんでした。カメラを構える余裕すらなく、ヒグマは道路脇の藪の中に消えていきました。初めてのヒグマとの遭遇は完全に人間側の負けでした。車外にいてカメラを構えていたとしても、シャッターを押すのを忘れてしまうのではないかと思うほどの迫力でした。

大学4年生の夏から秋頃にかけて国内を北は青森から南は沖縄まで自転車で旅行しました。

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本当は北海道も含みたかったのですが、予算と日程の都合もあり断念しました。青森の弘前というところからスタートして南へ向けて下っていき沖縄は本島を那覇空港から一周しました。もともと自転車に乗ることが好きだったというのもありますが、何か学生のうちにしか出来ないことをやりたいと思って始めました。始めは国外でとの考えもありましたが、一人旅で海外は何かと物騒かと思ったので国内に決めました。

基本、日本海側を通るコースを選択しました。出発直後はまだ暑かったので涼しそうな方が良かったというのがあります。あくまでもイメージですが。海鮮ものが好きなので、わりと大きめな漁港があれば寄ることにしていました。石川県の内灘では新鮮な海鮮もの一緒に手取川という日本酒を頂きました。今では国内での旅行では地元の酒蔵に必ずといっていいほど寄らせていただく私の趣味は、ここから始まっています。酒蔵で飲む酒は都心で飲むものとは比べ物にならないほど美味しく感動したのを覚えています。

友人がいたこともあり京都に寄りました。事前に調べておいた市内の寺もいくつか周りましたが、一番興味深かったのは伏見区にある寺田屋という所でした。歴史が好きな私にとっては幕末史を語る上で外すことのできない寺田屋はどうしても見てみたかったのです。現存するものは再建されたものということですが、当時の風情を感じられるような気がしました。

その旅行は一人旅だったのですが、時々同じように自転車で旅をされている方と少しの間だけ連れだって走ることがありました。中でも岡山あたりの道の駅で出会ったフランス人カップルとはとても仲良くなり、山口県まで一緒に走ることになりました。二人は婚前旅行のようなものだったらしく、何か月もかけて世界の気になる国を周って走っているようでした。ちなみに男性はプロのライダーとのことでした。

二人とも日本語が話せないので食事時などは私が通訳したりしていました。広島ではお礼の意味もこめて私の宿代を持ってくれたりと持ちつ持たれつでとても楽しかったです。その二人とは今でも連絡を取り合ういい友達です。ちなみに後日、二人の結婚式にも参加しました。

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沖縄では夕食を取るためにフラっと入った居酒屋で、そこで飲んでいた地元の方たちと仲良くなり、あと少しでゴールということもありそのまま一緒に深夜まで飲んでしまいました。私の事情を話すと皆さんがせかすように旅のエピソードを聞きたがり、また応援もしてくれました。その時の食事代もすべて出してもらって至れり尽くせりでした。

岡山から山口まで連れだって走ったカップルと広島で観光していた時のことです。広島平和記念公園を見てみたいというので3人で行ってみることにしました。原爆ドームを見たり平和記念資料館を訪れたりしている折に2人は様々な質問をしてきました。ニュースや本などでしか知らない2人にとっては実際に見た上で感じる疑問が色々とあったのでしょう。しかし私はその質問のほとんどに答えることが出来ませんでした。答えられずにいる私の困った顔をみて2人は不思議そうな顔をしていました。私が愕然としたのは事実をよく知らなかったりそのことについての知識がないことよりも、その事に関して真剣に考えたことがほとんどないということでした。その後この事について考えたりするきっかけになる出来事でした。

それと自分で決めたゴール地点まで来てみると何人かの人達がいるのが見えました。よく見てみると前日に居酒屋で一緒に飲んだ方々でした。私の話を聞いてゴールを皆で迎えてあげよう、ということになったらしいのです。その姿を見てゴールした達成感もあり思わず涙ぐんでしまいました。

 
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